今期ヤバすぎる一曲 「血界戦線」
ずっとブログがいていなかったのは、夏期に心惹かれるJ-ROCKアニソンがなかったからとか言い訳します。
夏クールは、作品出演の声優さんが担当されるのが多かったように思うのですが、秋クールは豊作でホクホクしております。
UNISON SQUARE GARDEN「fake town baby」ティザースポット
DAOKO × 岡村靖幸『ステップアップLOVE』MUSIC VIDEO
血界戦線xBeyondのEDテーマです。
OPは1期のEDを担当していたUNISON SQUARE GARDENが担当。
1期は原作にないブラック/ホワイトというサブキャラを足したメロウな展開で、BOCのOPと相まって壮大かつ清冽なイメージが先行していました。
2期はより原作に近い猥雑さ。
ノリの良いアッパーな感じが原作のイメージに近い気がします。
EDはdaokoと岡村靖幸のコラボレーション!?
最初は「大丈夫??」と思ってしまったのは老害の悪いところです。
曲を聞いて納得、アニメで見て超納得。
大人の男の色気と、小娘(失礼)の強気さがいい感じにミックスされていました。
PVの最初でバスケットボールをあやしながらフレームインしてくる岡村ちゃん。(「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」のオマージュ!)
ところどころに散りばめられる岡村ちゃん的キーワードを、2010年台風にクリアランスするdaokoのリリック。
20歳そこそこの小娘(更に失礼)だからこそできる掛け合いに、過去作を思い起こさせるサウンドが更に洗練されています。*1
インタビューでは作品に寄り添って書いたと言われていますが、血界戦線なしでも十二分に名曲になりえるクオリティです。
ずるい!を通り越して、なんか土下座したくなる勢いで納得しました。
「ステップアップ」「勉強中」というワードに二重三重の意味をもたせ、聞く人を挑発するdaokoというアーティストを尊敬します。
それにしても岡村ちゃんはいくつになってもかっこいいです。
なので、個人的に大好きな動画。
Base Ball Bareの小出祐介さんとのデュエット曲。ずるいおしゃれすぎる
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*1:間奏のとこのパーカッションとか涙モノ
エウレカセブン ハイエボリューションを見てきました。
そろそろ上映も終わろうとしている日曜日の夜。
夕方まで座席予約しているのがわたししかなくて、貸切で観れる!と思っていましたが10人くらいいました。残念。
ところで、(以下ネタバレを含みます)
わたしはかなりのレベルのエウレカセブンファンだと自覚しているのですが、正直戸惑っています。下手したら、エウレカファンの友達から縁を切られるレベルで戸惑っています。
制作スタッフは、本当にあれで満足して、自信を持って送り出せたのでしょうか?
これがBONESの送り出す、2010年代のエウレカセブンだ!と、胸を張って言えるのでしょうか?
胸を張っていらっしゃるのなら、わたしの読み込みが浅かったと言うことで正座でもう一度視聴しますので、ご指摘ください。
MV HRDFLR「Acperience7_eureka_mix」(交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1 挿入曲)
サマーオブラブの描写は圧巻でした。デュークとホランドのLFOの疾走シーン、まだ信頼関係があった頃の二人の活躍。爽やかデュークカッコいい!それにしてもノヴァクブラザーズ生え際やばいのは家系らしい??
デュークがこの後評議会を従えて造反するのか?造反するだけの理由がそこにあったか??
極彩色のスカブとコーラリアンの気色悪さの色彩設計。これは見事。*1
何はともあれ、本編リサイクル部分の違和感。
「新作」と銘打っていたので、旧作品の部分もリファインされていると思っていたのですが、画面サイズ4:3のままですか?
それが演出上の都合だと言われればそうなのですが、TVサイズ用に描かれていたものを無理やり引き伸ばしたので線が太い!チャールズのたくましさが際立つ!!
旧作本編を(都合よく)編集しているので、説明不足が多すぎる。
育ての親である祖父アクセルが出演しないというのは予備知識でありましたが、そのかわりにビームス夫妻が育てたことになるのかなーと思ったら、そこの流れは本編のまま。じゃあ、誰がアドロック亡き後レントンを学校へ行かせたんだ?LFOの整備を教えたんだ??一切言及なし。公式サイトでも「(レントン・ビームス)」という記載になっていたのに、本編通りのこれから「パパママと読んでくれないか」という、他人事っぷり。
つまりレントンがビームス夫妻に合流したのは14歳になってから?幼少期から養われたわけではないの??ここのあたり、私寝てました??
レイブシーンが「迎えに来た」事になっていたようなので、前後でもっとコミュニケーションがあったことがなんとか分かるような。でも、育てた描写とかそれを匂わす描写はなかったよな。
レントンがエウレカと遭って、ゲッコー号に乗り込むあたりをバッサリ切ったあたりは演出としてわかるのですが、「そのあたりは、本編BD買ってみて補完してね!初見の人はこーゆー雰囲気ストーリーだと思ってね」という制作側のご都合??
ホランドがゲッコー号に乗り込む理由*2があれなら、ビームス夫妻と敵対する必要はないのでは??とか。本編カットしてつなぎ直しているのに、大胆にキャラ削ってきたなー。なのに、そこをフォローする役割転換してなかったなー。とか。
一番お気に入りの、ムーンドギー(CV宮野真守)が亡き者にされたことが、残念で仕方ありません。2作目でサッカーやるなら、いきなり金髪美少年()が登場するのですか??
いや、もう疑問箇所上げだしたらキリがないです。
これは「もう一回映画見に行って、隅々まで見ろ?」ってことですよね。
再販されたBD版を再度見直して、自分の見落としを確認しろってことですよね。
謎を謎として提示して興味を引く手段は、エウレカに限らず分割上映する作品ではありがちですが、ちょっと雑すぎる気がしました。
何より、本当に10年前のTV版作品のつなぎ直しで、制作陣は満足なんでしょうか?
あのエヴァだって、序では映像作り直してましたよ!!
新規映像見たさに2も観ると思います。2以降は新規映像で作られていることを期待します。
本当に個人的に良かったところは、音楽です。
Hadfloorの「Acperience7」をはじめ「Get it by your hands」などダンスミュージックは、ぐっとくるものがありました。できれば全編とおしてテクノBGMで貫くとか、統一感が欲しかった。
エウレカファンの間ではあまり俎に乗らないですが、EDの「グローリー・デイズ」ももっと評価したいです。チャントを交えたコーラスは、成長期の迷宮に落ち込んだレントンをしっかり「応援」するものとなっていたと感じました。
『偉大な父の影響を乗り越える』レントンとアーティストの共通点が、作品の最後にに華やかな明るさを添えていました。
尾崎裕哉「Glory Days」アニメ版(Official Music Video)
このPV2本で本編全部なんじゃね?
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ダンケルクを見ました
映画『ダンケルク』を見てきました。
比較的映画はみる方なのですが、今年はマーベルにはめられてドッタンバッタンする作品ばかり見ていたので、粛々とした場面展開がとても新鮮に感じられました。
映画としてはめっちゃ地味な部類ではないのでしょうか。
監督のクリストファー・ノーランは『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』などを撮った人ですが、いずれも場面展開が派手なだけでストーリーとしては粛々としていたように記憶しています。
あまり有名な俳優も起用されておらず、イギリスのポップ・グループONE DIRECTIONのトム・ハーディが出ていたくらい。1Dはさいたまスーパーアリーナ公演を拝見しましたが、なんかすごかった(語彙力*1
One Direction - Story of My Life
ドーバー海峡を前にしたダンケルクの撤退戦を、派手すぎず地味すぎず、本当に粛々と。
笑いも怒らず、飽きもせず、でも画面からは目が逸らせない。
クライマックスシーンではホロリとしたし、スピットファイヤのパイロットのラストは「くそう、やっぱりノーラン監督だ」と唸ったり。
去年の今の時期くらいに『この世界の片隅に』を観に行った記憶があるのですが、どちらも戦争中のやりきれない一コマという意味では終わった後のざわざわした感じは似てるのかなー。
『この世界の片隅に』は無音またはBGM無しで空虚感を表現していたように思います。
一方『ダンケルク』は背景にずっと音楽とはいえない音が流れていました。その音のトーンで観客の感情を操作していた様に感じました。
これからみる方はぜひ、IMAXでどうぞ。
セカイノオワリと欅坂のハジマリ
えねっちけーのSONGSで、SEKAI NO OWARIと欅坂46の平友さんの対談を見ています。
お久しぶりです。
最近セカオワがちょっと健康的に見えて、なんかうれしいです。
相変わらず絵本から抜け出してきたみたいな人たちだなーと、その非現実感に安定感を見出すような。
それぞれのファンのメインターゲットである10代〜20代前半にわたしは全然全然あてハマりませんが、『僕』で語られる世界にはこの2組だけでなく、連綿とティーンを魅了し続ける。共通点があると思いました。
シンプルで見えて、実は作り込まれた世界観も大好きなのです。
SEKAI NO OWARI「RAIN」Short Version
まだ見てないんですが、主題歌にセカオワを持ってきたのは正解ですよねー。
個人的にはフカセさんのコラボ曲が好きです。
主題歌を鍛刀したアニメ「デビルサバイバー」ともとても合っていました。
livetune adding Fukase(from SEKAI NO OWARI)「Take Your Way」Music Video
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今期の気になるJ-rockコラボOP
アニソンと一概にくくるのは簡単ですが、いくつかパターンがあると思っています。
私はJ-ROCK大好き人間なので、今期のアニソンコラボをいくつかピックアップ。
グラブってますか?
ソシャゲベースのアニメ、主題歌はBUMP OF CHIKEN
BOCさん実はメッチャアニメタイアップ多いです。
個人的にはテイルズのイメージが強いのですが、血界戦線もワンピースも3月のライオンも。
グラブルのアニメの青いイメージにぴったりです。
shingekinobahamut-virginsoul.jp
同じくソシャゲベースの、進撃のバハムートはSiM。前期に続き担当。
キャラデザのせいでどうしても……(げふげふ
【神撃のバハムート VIRGIN SOUL】ノンクレジットOP
実にSiMらしい。モノクロ+赤の映像がかっこいい。
SiM初めてのアニソンなのでした。らしいっちゃーらしいです。
Berserk Opening , 9mm Parabellum Bullet サクリファイス
9mmらしいギターの重なりと、重めの歌詞が印象的。
ベルセルクの世界観ぴったりな気がしてます。
9mmは音源で聴く時とライブのギャップがすごいので、機会があればぜひ生で。
ここにきてまさかの神聖かまってちゃん登場。
ナタリーの作者とVoの対談がすごい楽しかった。これ読むまでかまってちゃんだと気づかなかったくらい。ナタリーはこういう対談記事ができるのがすごいです。
神聖かまってちゃん-夕暮れの鳥/Shinsei Kamattechan-Yuugure no tori
バンドのアニメタイアップは大好きなんですが、作品に寄り添いすぎても(媚びすぎてても)、離れすぎてても(バンドの個性主張強すぎても)、違和感を感じてしまます。
今期は気持ちよく作品に浸りつつ、バンドの良さも醸し出している良コラボ揃いかと。
こんな攻殻機動隊が見たかった
2ヶ月も空いてしまったので、日付をごまして水増ししたい衝動に駆られます。
Fate/goのCCCコラボと艦隊これくしょんの春イベントにうつつを抜かしていました。
上映期間ギリギリにスカヨハ版『Ghoset in the Shell』を観に行きました。
初日に観に言った攻殻機動隊好き、テクノミュージック好きの友人曰く
「RizCoさんには言いたいこと色々あると思うけど、押井版のハリウッドリメイクだと思え」
とのご託宣だったので覚悟して言ったらまさにその通りでした。
*1
映像綺麗だったので、BGV用にBDは買ってしまいそうです。
で、GW前に公開された世界的EDMのトラックメーカーAfrojack & David Guettaの新作映像。
Afrojack & David Guetta ft. Ester Dean - Another Life (Official Video)
あきらかに映像はインスパイヤされてますね。
これを主題歌に使ってくれても良かったんじゃないかと……思ってしまっいました。
紙の本を読みなよ。
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妄想科学的 Galaxy
SFが好きです。
壮大なスペースオペラも、近未来的サイバーパンクも大好きですが、
『宇宙人、未来人、超能力者がいたら私の前に出てきなさい!』的な、日常の裏側にあるようなSFも大好きです。
CMでごくたまに見かける長瀬智也さん主演の『BEYOND 進化ヲ恐レルナ』シリーズ。
すごくハイクオリティなのに、WEB掲載のみ展開というちょっともったいない感じです。
ストーリーは4話。1話5分程度+GalaxyのCM。メリハリの聞いたカットアップで、映画の予告編のような小気味良いテンポで進みます。
地球に存在しない元素で構成された水性を研究し続けてきた逸見教授と大学院生アマノ。ある日その水性が地球に飛来したことを観測する。
二人は落下地点へ向かおうとするが、街は異常に静まり返っていた。誰もいなくなってしまった東京で、彼らが出会ったものとは。
謎の人型生命体から逃れる二人、記録を残そうとするアマノが使っているのはもちろんGalaxy(CMですから)
都市エネルギーを吸収する謎の生命体、それを警告する女性。(CV坂本真綾さん??)
森の中にいたはずが、廃墟になったり、緑の丘になったり。
女性が姿を消すと同時に、アマノとの通信がつながる。
謎の生命体を止めるガジェットはやっぱりGalaxy(CMですから)。「俺を信じろ」と自信満々の逸見教授と、観測しつつ焦るアマノ。
そして地球人類の命運は……
長瀬智也演じる逸見教授の、ちょっとクレイジーで日常に無頓着な感じが、非現実的なストーリーを「アリ」にさせています。
シュタインズゲートのオカリンに近い雰囲気を感じます。
細かいシーンを描きこまず、1話5分でダイジェストっぽく見せているのもストーリーの隙間を妄想させる隙間があるのも嬉しいです。
Steins;Gate、CHAOS;CHILDなど妄想科学系作品好きな人には、気になるシリーズだと思います。
もったいないからみんな見て!!